2014年 05月 10日
どこよりも早いけど数日は遅い新カード雑感 |
どこよりも早い新カード(かもしれない)雑感! その4 デビル編
>デビルもまとめて書いてしまおうとも思ったのですが、疲れたので後日にします。
前回記事の最後の一文です。投稿直前までは「明日にします」でしたが、念のために後日に変えておきました。なかなかのファインプレイだったと思います。
・デビル
デビル 黒L6 6/6
■使用効果 アタッカー1体の攻撃力とHPを3減らし、選ばなかったアタッカーが存在する時、攻撃力とHPを3増やす
■待機効果 相手の戦場にアタッカーが存在する時、相手のライフは戦闘で減らない
最後はデビル。上の使用効果のテキストはステータスが上がる対象が分かり難くて、ちょっとよろしくない感じなのですが、とりあえずは掲示板に投稿したままのものを。正規のテキストに関してはhozoさんにお任せです。
当初、黒のカードはL1かL2くらいの軽い補助を考えていました。仮想的としたのがファントムさん。よく使う青黒デッキがファントムロックを苦手としているので、それを打開できるようなカードが良いなと。
しかし、これがなかなか上手くいきません。もちろんいくつかファントムを倒せるようなカード自体は考えられるのですが、どれも低レベルにしては、ちと便利すぎるものでした。
そこで、軽い補助の方には見切りをつけて、もう1つ頭の中になったアイディアである「デメリット待機をもったファッティ」へと方向転換しました。
この時点で使用する画像は現在のものに決定しました。黒で強そうな奴がRドさんの素材にもう残っていないというのが主な理由ですね。
そうなると名前の候補になったのが悪魔かデビル。神話や伝説から悪魔の名前とかそれらしいのを調べてみても良かったんですけど、直球そのまんまの方がカードコマンダーっぽいと考えた結果、デビルに決定。
さて、名前と姿形が先に決まってしまったデビル。次は効果を考えていきます。
決めていたのは使用効果が強力なアドバンテージを生み出すものであることと、待機効果がそのアドバンテージを阻害するものであることです。
要するに、使用効果で美味しい思いをしたけれど、実は待機効果のせいで得になってないという風なカードにしたかったんです。どこか悪魔との契約っぽいですよね。
そこで考えた待機効果と使用効果、それぞれの組み合わせが次の3つ。
1.ライフに関するデメリット:戦闘で有利になる効果
2.手札を見せるというデメリット:カードを一枚サーチする効果
3.カードを使用できなくなるデメリット:魔力を得る効果
最終的に上記の通り、1に決定しました。ライフに関するデメリットという曖昧な表記になっているのは、ライフを減らせないという完成版の効果の他に「待機にいるだけで自分のライフが減っていく効果」「待機にいるだけで相手のライフが増えていく効果」という候補があったからです。
結局は、分かりやすくてインパクトがあるという理由で現在のものを選びました。使用効果は強めのものなら、正直なんでも良かったので、思いつきでドレインになりました。
2は手札を捨てない地獄蝶みたいな能力。その代償にサーチしたカードどころか手札全部丸見えになります。読み合いが重要なこのゲームでは非常に不利な展開になるはずです。と最初は思ったんですけど、普通にカオスドラゴンや森神選んでフィニッシュするだけのカードになりそうでやめときました。
3は魔力ブースト。ただし、魔力が増えてもデビルが待機にいる間はカードを使うことが出来なくなり、せっかくの魔力も無駄になります。カードをプレイするというゲームの根本的な要素が禁止されるので非常に不利な展開になるはずです。と最初は思ったんですけど、普通に死に出しからクジラ森神、あるいは白虎でフィニッシュするだけのカードになりそうなのでやめときました。
さてさて、待機効果と使用効果が決まり、これで7~8割は完成と言えるでしょう。あとは細部を詰めていきます。
まずは待機効果についてです。懸念はやはりサンタさん。当初のテキストには、「相手の戦場にアタッカーが存在する時」の部分が無かったため、相手の戦場にアタッカーがいる状態でデビルを送りつけると、それだけでロックがかかってしまいました。そのままだと、デビル送って、ずっと待って電気イカなんていうクソデッキが誕生してしまいます。そのため、現在の形になりました。
相手アタッカーを戦場にいなければライフが減るので、バウンスやバーンとはシナジーを形成する形になりました。それはそれで面白いと思います。
次にレベル、ステータス、ドレインする数です。これはそれぞれが関連してくるので、まとめて考えます。考えてました。考えたのですが、なかなか決まりません。
L3→初手にするとデメリット効果が無意味。ただの強いカードになりうる。
L4→煙から初手が可能。まあ、煙必要なら良いかなと思うんですけど、バフォメットと同じレベルというのがちょっと気になります。
L5→3ターン目初手という火竜のような運用が可能。ドレインの数字にもよるのですが、ただの黒くて強い火竜になってしまうかもしれない。
L6→初手にするには無理する必要がある。それ以外の運用でも使いづらいレベル。デメリット持ちを考えると、かなり強めにする必要がある。
最終的に「L6 6/6だと666で悪魔になって素敵」という欲求に敗北しました。
L6で6/6という数字自体は強烈なデメリット持ちとしては少し低めに感じるので、使用効果は思い切って3点ドレイン!これはかなり強力なはずです。怪火がシーサーペントを殴り倒すくらいの強さです。正直、インパクト重視で決めたところがあるので3点ドレインが環境に及ぼす影響は想像できませんね。
さてさて、デビルを投稿して肩の荷が下りたつもりでいたのですが、公式BBSの方にhozoさんの書き込みがありました。パンダの「使用効果によるクリーチャーの瞬間的でない操作」、鬼火の「対象の2回選択」、この二つが仕様上、増やしたくないので変更案を、とのことです。
というわけで現在、変更案を考え中であります。正直言いますと、デザインコンセプトさえ残ってればどうとでも変更してもらっても構わないのですけど、折角なのでうまい事考えてみたいと思います。
このデビルの記事なのですが、当初の予定では半分くらい、かの名作漫画である「デビルマン」の感想で埋め尽くして「なんのブログだよ!」とツッコミを入れられるようなネタを考えていました。しかし、実際デビルマンを読み返してみますとラストで虚脱感に襲われ、感想文どころかブログ書くのもちょっといいやって気分になってしまいました。恐ろしい作品ですね。
そんなわけで、やり切りました。どこよりも早い新カード(かもしれない)雑感でした。
>デビルもまとめて書いてしまおうとも思ったのですが、疲れたので後日にします。
前回記事の最後の一文です。投稿直前までは「明日にします」でしたが、念のために後日に変えておきました。なかなかのファインプレイだったと思います。
・デビル
デビル 黒L6 6/6
■使用効果 アタッカー1体の攻撃力とHPを3減らし、選ばなかったアタッカーが存在する時、攻撃力とHPを3増やす
■待機効果 相手の戦場にアタッカーが存在する時、相手のライフは戦闘で減らない
最後はデビル。上の使用効果のテキストはステータスが上がる対象が分かり難くて、ちょっとよろしくない感じなのですが、とりあえずは掲示板に投稿したままのものを。正規のテキストに関してはhozoさんにお任せです。
当初、黒のカードはL1かL2くらいの軽い補助を考えていました。仮想的としたのがファントムさん。よく使う青黒デッキがファントムロックを苦手としているので、それを打開できるようなカードが良いなと。
しかし、これがなかなか上手くいきません。もちろんいくつかファントムを倒せるようなカード自体は考えられるのですが、どれも低レベルにしては、ちと便利すぎるものでした。
そこで、軽い補助の方には見切りをつけて、もう1つ頭の中になったアイディアである「デメリット待機をもったファッティ」へと方向転換しました。
この時点で使用する画像は現在のものに決定しました。黒で強そうな奴がRドさんの素材にもう残っていないというのが主な理由ですね。
そうなると名前の候補になったのが悪魔かデビル。神話や伝説から悪魔の名前とかそれらしいのを調べてみても良かったんですけど、直球そのまんまの方がカードコマンダーっぽいと考えた結果、デビルに決定。
さて、名前と姿形が先に決まってしまったデビル。次は効果を考えていきます。
決めていたのは使用効果が強力なアドバンテージを生み出すものであることと、待機効果がそのアドバンテージを阻害するものであることです。
要するに、使用効果で美味しい思いをしたけれど、実は待機効果のせいで得になってないという風なカードにしたかったんです。どこか悪魔との契約っぽいですよね。
そこで考えた待機効果と使用効果、それぞれの組み合わせが次の3つ。
1.ライフに関するデメリット:戦闘で有利になる効果
2.手札を見せるというデメリット:カードを一枚サーチする効果
3.カードを使用できなくなるデメリット:魔力を得る効果
最終的に上記の通り、1に決定しました。ライフに関するデメリットという曖昧な表記になっているのは、ライフを減らせないという完成版の効果の他に「待機にいるだけで自分のライフが減っていく効果」「待機にいるだけで相手のライフが増えていく効果」という候補があったからです。
結局は、分かりやすくてインパクトがあるという理由で現在のものを選びました。使用効果は強めのものなら、正直なんでも良かったので、思いつきでドレインになりました。
2は手札を捨てない地獄蝶みたいな能力。その代償にサーチしたカードどころか手札全部丸見えになります。読み合いが重要なこのゲームでは非常に不利な展開になるはずです。と最初は思ったんですけど、普通にカオスドラゴンや森神選んでフィニッシュするだけのカードになりそうでやめときました。
3は魔力ブースト。ただし、魔力が増えてもデビルが待機にいる間はカードを使うことが出来なくなり、せっかくの魔力も無駄になります。カードをプレイするというゲームの根本的な要素が禁止されるので非常に不利な展開になるはずです。と最初は思ったんですけど、普通に死に出しからクジラ森神、あるいは白虎でフィニッシュするだけのカードになりそうなのでやめときました。
さてさて、待機効果と使用効果が決まり、これで7~8割は完成と言えるでしょう。あとは細部を詰めていきます。
まずは待機効果についてです。懸念はやはりサンタさん。当初のテキストには、「相手の戦場にアタッカーが存在する時」の部分が無かったため、相手の戦場にアタッカーがいる状態でデビルを送りつけると、それだけでロックがかかってしまいました。そのままだと、デビル送って、ずっと待って電気イカなんていうクソデッキが誕生してしまいます。そのため、現在の形になりました。
相手アタッカーを戦場にいなければライフが減るので、バウンスやバーンとはシナジーを形成する形になりました。それはそれで面白いと思います。
次にレベル、ステータス、ドレインする数です。これはそれぞれが関連してくるので、まとめて考えます。考えてました。考えたのですが、なかなか決まりません。
L3→初手にするとデメリット効果が無意味。ただの強いカードになりうる。
L4→煙から初手が可能。まあ、煙必要なら良いかなと思うんですけど、バフォメットと同じレベルというのがちょっと気になります。
L5→3ターン目初手という火竜のような運用が可能。ドレインの数字にもよるのですが、ただの黒くて強い火竜になってしまうかもしれない。
L6→初手にするには無理する必要がある。それ以外の運用でも使いづらいレベル。デメリット持ちを考えると、かなり強めにする必要がある。
最終的に「L6 6/6だと666で悪魔になって素敵」という欲求に敗北しました。
L6で6/6という数字自体は強烈なデメリット持ちとしては少し低めに感じるので、使用効果は思い切って3点ドレイン!これはかなり強力なはずです。怪火がシーサーペントを殴り倒すくらいの強さです。正直、インパクト重視で決めたところがあるので3点ドレインが環境に及ぼす影響は想像できませんね。
さてさて、デビルを投稿して肩の荷が下りたつもりでいたのですが、公式BBSの方にhozoさんの書き込みがありました。パンダの「使用効果によるクリーチャーの瞬間的でない操作」、鬼火の「対象の2回選択」、この二つが仕様上、増やしたくないので変更案を、とのことです。
というわけで現在、変更案を考え中であります。正直言いますと、デザインコンセプトさえ残ってればどうとでも変更してもらっても構わないのですけど、折角なのでうまい事考えてみたいと思います。
このデビルの記事なのですが、当初の予定では半分くらい、かの名作漫画である「デビルマン」の感想で埋め尽くして「なんのブログだよ!」とツッコミを入れられるようなネタを考えていました。しかし、実際デビルマンを読み返してみますとラストで虚脱感に襲われ、感想文どころかブログ書くのもちょっといいやって気分になってしまいました。恐ろしい作品ですね。
そんなわけで、やり切りました。どこよりも早い新カード(かもしれない)雑感でした。
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by ccai
| 2014-05-10 04:29
| 新カードデザイン秘話